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鉄道旅(未成年縛り)

#03【最長片道切符の旅(1日目前半)】稚内⇒旭川

ご覧いただきましてありがとうございます。本記事では【最長片道切符の旅(1日目前半)】の様子をお届けいたします。前回の記事では地元である神奈川県の横浜駅から飛行機等を乗り継いで北海道に上陸したのち、稚内行きの夜行バスに乗り込むまでの様子をまとめてあります。もしよろしければ前回の記事もご覧ください。

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本日は7月26日(水曜日)時刻は朝5時を回ったところです。稚内行きの夜行バスに乗車しております。夜行バス(正確には都市間バスの夜行便)に乗るのは人生初で眠れるか不安だったのですが、疲れていたこともありぐっすり眠ることができました。夏の北海道ということもあり、すでに外は明るくなっています。

稚内市

しばらく走行して、バスは稚内市街地に入ったようです。夜行バスとしては珍しく?市街地では多くのバス停に停車します、またそのバス停で降りるお客さんも多く、地元の方に多く利用されているようです。ちなみに昨日の札幌出発時点でバスは満席でしたので乗車される方は早めの予約をお勧めいたします。

その後も順調に走行し5時20分くらいに稚内駅前に到着しました。バスは当停留場が終点ではなく少し先の稚内フェリーターミナルまで行くようです。バス停を降りるとすぐ後ろに稚内駅があります。

稚内

本日はここ、稚内駅から「最長片道切符の旅」を開始し道東の網走駅まで旅をする予定です。

【本日のルート】出典:国土地理院(編集あり)

最長片道切符の旅1本目に乗車する列車は宗谷本線の特急サロベツ2号で、終点の旭川まで乗車します。発車は6時36分ですが6時20分ごろに入線してきました。

最北端の線路

切符に印を押してもらいホームに入ります。昔(1923年~1945年)は樺太までを結ぶ鉄道連絡船も就航していたらしい稚内駅ですが現在は1日の列車発着本数は7本しかありません。ちなみに乗車する特急サロベツ2号を逃すと10時28分まで列車がないうえこの列車は普通列車なのでに旭川に着く時刻は6時間30分も遅くなってしまいます。

稚内駅を発車

6時36分、定刻で稚内駅を発車しました。宗谷本線は稚内から旭川までの全長約260キロを結ぶ路線で特急サロベツ号はその全区間を3時間40分ほどで走破する特急です。260キロというのは東京から豊橋とほぼ同じ距離で北海道のスケールのでかさを感じます。ちなみに乗車したのは自由席ですが車内はガラガラでした。

南稚内

稚内駅を発車するとすぐに隣の南稚内に到着します。当駅周辺は稚内駅周辺より栄えており、かつては天北線の乗換駅でした。ちなみに路線の開業当初は当駅が終点だったそうです。

鹿

南稚内駅を出ると次の停車駅は豊富駅で40分近く停車しません。通過する抜海駅周辺で急ブレーキをかけることが何回かあったのですがどうやら鹿がいるようです、神奈川の地元ではまずないことなのでかなり衝撃的だったのを覚えています。豊富駅を発車し10分ほどで幌延に到着、1987年まではここ幌延駅から留萌駅までを結ぶ国鉄羽幌線が走っていたそうです。

天塩川

幌延駅を発車し、しばらくすると天塩川と並走します。宗谷本線はここ幌延町から途中の士別市まで約140キロにわたり天塩川と並行しています。

音威子府駅

幌延駅から1時間ちょっとで音威子府駅に到着。かつてはここ音威子府駅から2時間ほど前に通った南稚内駅までを宗谷本線よりも東側を通って結ぶ天北線という路線が分岐しており交通の要衝として栄えていました。ちなみに音威子府村の人口は632人(2023年10月時点)でJRの特急が停車する自治体としては最も人口が少ないそうです。

清水信号場(通過)

清水信号場普通列車と列車交換をしました。宗谷本線はほぼ全区間が単線となっているため列車のすれ違いができる場所が多くあります、ここ豊清水信号場もその一つですが元から列車交換を目的とした場所ではなく、2021年までは普通の駅として営業していましたが利用者が少ないことから信号場に格下げとなってしまったそうです。

名寄駅

列車は順調に走行し9時23分に途中の名寄駅に到着。稚内駅からずっとガラガラだった自由席ですが、ここ名寄駅で多くの人が乗車し窓側の席はだいたい埋まり乗車率は5割ほどになりました。客層は観光客というよりも地元の学生っぽい人なども多く普通列車の本数が少ないことなどから地元の人は日常的に特急を利用しているようです。

異様に高い駅名表

士別駅に到着。士別市は名寄盆地の中に位置し、平らな地形で駅周辺には住宅地が広がっています。

塩狩駅(通過)

途中の和寒を出るとひらけていた景色がだんだん険しくなってきます。宗谷本線は基本的に平原を通るのですが名寄市士別市などが位置する名寄盆地とその南側の上川盆地の間は塩狩峠という峠道になっています。ちなみに塩狩という地名は旧国名天塩国石狩国から命名された地名です。また塩狩峠では1909年に1名の殉職者を出す鉄道事故が起きておりこの事故を基にした『塩狩峠』という小説が有名です。

新旭川駅(通過)

塩狩峠を超えると上川盆地に入りもうすぐ旭川駅に到着です。最長片道切符のルートの話になりますが、最長片道切符のルートは「稚内新旭川⇒網走⇒」となっています。新旭川駅は旭川駅の2つ手前の駅で石北線の分岐駅となっているのですが特急列車は通過してしまいますので旭川まで乗り越しをしたいと思います。

最長片道切符

稚内駅から3時間43分、10時19分に終点の旭川駅に到着。改札に行って乗り越しの清算をしていただきました。新旭川から乗り越しの需要が多いためか専用の下車代が用意されていました。本日の目的地は網走で旭川駅からは14時40分発の列車に乗る予定ですがまだ4時間以上時間があるため駅周辺を散策してみようと思います。

旭川駅北口

駅の北口に来てみました。旭川駅は新幹線の駅のみたいな構造の駅で駅前にはロータリーと駅前広場が整備されていてそこにイオンが隣接しており、また駅前の通りには商業施設やホテルが集積しており結構栄えている印象を受けました。イオンはだいたい大きな国道沿いとかにあるイメージですが鉄道でのアクセスがしやすいのは便利そうです。その後昼食を食べたり勉強をしたりして時間をつぶしていましたが旭川から先の様子は次の記事で書かせていただきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。良ければ次回の記事もご覧ください。

 

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